パイクの釣り方(12) : ルアー編(2) : スピンテール系
まず、紹介したいカテゴリーはスピンテール系だ。
このルアーは尾に大きなブレードがついているのが最大の特徴で、リトリーブすれば、ブレードがくるくる回って、魚を誘う。
このルアーには、ハードルアータイプとソフトルアータイプがある。
ハードタイプ
ハードタイプで有名なのは、Babyface-JapanのSM135シリーズだ。ハードルアーは壊れにくいのがまずもっていい点だ。パイクには鋭い歯が何百本とあり、ソフトルアーはすぐにダメになる。
写真 : BABYFACE JAPANのSM135S 40g(パイクカラー)
参考 : https://babyface-fishing.jp/products/sm135-s-light/
ソフトタイプ
ソフトルアータイプでは、ダイワのスピンテールシャッドとBiwaaのDivinatorが有名。ダイワの方が値段が6ユーロぐらいであるのに対して、Biwaaは15ユーロぐらいするので、ぼくはダイワの方ばかり買っている。このルアーはソフトルアーなので、消耗品と考えている。
写真 : ダイワのスピンテールシャッド
参考 : http://www.daiwa.fr/produits/equipement-de-la-ligne/spintail-shad
説明
このタイプのルアーはパイクルアーの定番である。フランスでパイク釣りをしている人の多くはこれを使っている。
ただ巻きするだけでよく(しゃくりあげるのも効果的)、操作が単純なので、初心者から使える。また、そこそこ重さがあるので、飛距離も出るのもいいところだ。
何を投げたらいいかわからない時、ぼくはとりあえずこれを投げる。また、ダイワのスピンテールシャッドは値段が安いので、根掛かりでロストしても、それほど苦痛ではない。
これは重要な経験だったが、大型のパイクが何匹もボイルしているのに遭遇したことがあり、他の釣り人がどんなルアーを投げても食いつかないのに、スピンテール系ルアーにだけバイトすることがあった。この種のルアーにはパイクを引き寄せる力がある。
ちなみに、ダイワのスピンテールシャッドの2サイズのどちらを使っても、小さいパイクから大きいパイクまで釣れる。ちなみに、ぼくが初めて釣ったメーターオーバーのパイクは、大きい方のオレンジカラーだった。小さいの方の白カラーで、友人が90オーバー、そして、近くでボートで釣りをしていたおっちゃんが114cmのパイクを釣りあげたのも見たことがある。そして、ぼくは数え切れないほどの小さいパイクを釣った。悪く言えば、魚のサイズを選べない。
このルアーは万能で、パイクだけでなく、大型のパーチ、ヨーロッパオオナマズも釣れる。
スピンテールシャッドのボディはソフトルアーの素材なので、バイトの仕方によっては一発でダメになる可能性がある。
もちろん、スピンテールシャッドでも何も釣れない時があるが、タックルボックスに一つは常に入れておかないと不安になるルアーだ。このような評価はぼくだけでないだろう。


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