パイクの釣り方(4): ライン・リーダー編(3): ワイヤーリーダー
今回はワイヤーリーダーを紹介しよう。
ワイヤーリーダーは金属製の細い糸をよって作られたリーダーである。
長所はパイクの歯で切られることがないことだ。だが、ワイヤーがあまり細いと、魚の重さと力で道糸やスナップとの結び目が壊される可能性はある。
ワイヤーラインの太さは選ぶことができる。3kg〜15kgぐらいまでの強度を基準に、太さを選ぶことができる。また、より多くの細い金属線をよって作られた柔らかいワイヤーラインもある(写真の真ん中の赤)。
写真 : フランスの釣具店で一般的に販売されているワイヤーライン(Cannelle)
問題点
ワイヤーリーダーはパイクの歯で切られることがないという点で、パーフェクトであるように思える。
1)だが、 ワイヤーリーダーは他の種類のリーダーと比べて、魚にルアーを見破れられやすいのではないかという疑念が残る。
2)また、ワイヤーリーダーはルアーに絡まったりして、すぐに変形してしまうので、割と頻繁に変える必要がある。特に細いワイヤーラインだと、一回の釣行で、2回ぐらいは取り替えなくてはならない。そう意味では使いにくいとも言える。
写真 : 作ったばかりのワイヤーライン
個人的な見解としては、パイクの活性が高い場合、そして、大型のビッグベイトを使う場合(魚の警戒心を気にしない場合)、ワイヤーリーダーで構わないと思う。というか、切れないリーダーがついていれば、なんでもいい。
ぼくは最初、ワイヤーリーダーを使用していたが、友人にフロロのダブルリーダーを教えてもらい、使うようになった。正直、どちらの方が釣れるのかという統計データは知らないし、欧州のパイク釣り番組を見ていても、ワイヤーリーダーを使う人もいれば、フロロのダブルリーダーを使う人もいる。
個人的には、使いやすさという点ではフロロのダブルリーダーが優っていると思う。そして、やはりフロロの方が警戒心を促しにくいのではないかという安心感がある。という理由で、ぼくはパイクタックルではフロロのダブルリーダーを使っている。
だが、スピニングを使って、3-4インチぐらいのソフトルアーでパイクを狙う場合もあり、その際、100lbのフロロリーダーは明らかにルアーに比べてアンバランスなので、細めのワイヤーリダーを使うことが多い。
次回はフロロのダブルリーダーについて書こう。




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